<新コロナ真理教の人々㊵>byカイジロウ
【生存者バイアス】
旧シリーズ⑲で指摘した生存者バイアスは、医学詐欺を見抜く上で重要な考え方です。これは医学知識とは無関係の話です。
コロナ脳の医学者やマスコミはコロナ死者や重症者を根絶したいようですが、その実現は簡単で、強毒の製剤を大勢に射てばいいのです。コロナは生命力の弱い「死にそうな人」が死ぬ病気ですから、「死にそうな人」を予め間引けば、コロナ死者も重症者も劇的に減ります。その不幸な薬害被害者が超過死亡として現れても(新シリーズ① ㊳ ㊴)因果関係は不明で老衰死にされます。当然ながら人は二度死ぬことは出来ませんから、この「多くの健康弱者を間引けば死亡率、重症化率が下がる」理屈は、特にワクチン効果が語られる際には留意する必要があります。「薬害と言うがオレは死んでない」という接種者の方。それももちろん生存者バイアスです。
面白い逸話が『法医学のミステリー』という古本に載っています※①。昔は素人の河豚調理が多く、中毒は人々の脅威でしたが、人里離れた所に河豚毒中毒を百発百中で治す名医がいたのです。それはなぜでしょうか?
このトリックは河豚毒の特性にありました。河豚毒のテトロドトキシンは神経毒で呼吸困難に陥りますが、最初の呼吸困難を乗り切れば回復する可能性が高い。つまり人里離れたこの病院に到着するまでに死ぬべき人は既に亡くなり、運び込まれた患者はもはや死地を脱しているだけなのに、結果から見るとこの病院に担ぎ込まれた患者ばかりが助かっているように見えるのです※②。
この「死者が消えて考慮されない」生存者バイアスを見抜くには総死亡数や経年データが不可欠です。旧シリーズ㉔で、天然痘の収束にワクチンは無関係で、衛生環境の改善が原因と指摘しましたが、改めて見れば「天然痘に弱い人(また接種後死亡で統計から消えた人)が間引かれただけ」という生存者バイアスも効いていることが分かります※③。何もせずとも勝手に収束したのです。
福岡伸一先生が『ウイルスと共生する世界』の序文で、弱者は淘汰されて進化し、ウイルスはそれを手助けするという摂理を述べておられます※④。この一見死生観を悟った哲学的に聞こえる見解が、科学的思考を突き詰めた先に見える真実なのです。
※①)『法医学のミステリー』(渡辺孚)(読書メーター)
https://bookmeter.com/books/85026
※②)テトロドトキシン(Wikipedia)
https://w.wiki/y5v
※③)『ワクチン神話捏造の歴史』<表>
https://dissolvingillusions.com/graphs-images/
※④)『ウイルスと共生する世界』福岡伸一氏による日本語版序文(じんぶん堂:この本自体はワクチン推奨の観点から書かれている本ですので、各自読んでお考えください)
https://book.asahi.com/jinbun/article/14483384
コロナ真理教の人々
①庶民が医学に疑問を持たねばならない
②医学は科学ではない
③医学の常識は歴史と共に変わる
④医学は宗教に近い
⑤人は信じたいことを信じる
⑥医学と闘うために
⑦誤解:コロナは恐怖の殺人ウイルスである
⑧誤解:超過死亡は出ていない
⑨誤解:死亡が増加しているのはコロナのせい
⑩誤解:ワクチンがコロナを抑え込んだ
⑪誤解:未知のウイルスだから最初は分からなくて当然
⑫誤解:今更コロナを振り返っても意味ない
⑬誤解:コロナワクチンで薬害は起きていない
⑭誤解:そんなに酷い薬害ならマスコミが騒ぐはず
⑮誤解:ワクチン効果は、打つまで分からなかった
⑯誤解:ワクチン有効率95%はスゲエ
⑰誤解:コロナワクチンは感染を防いだ
⑱誤解:コロナワクチンは死亡を防いだ
⑲誤解:それでもワクチンは感染死亡を防いだ
⑳誤解:ワクチンは集団免疫達成に必要だった
㉑誤解:mRNAワクチンは救世主の技術だ
㉒誤解:mRNAワクチンは安全だ
㉓誤解:でもインフルワクチンは効いているでしょ?
㉔誤解:でもワクチンで天然痘が絶滅したでしょ?
㉕誤解:健康であればあるほどよい
㉖誤解:製薬会社は人々の健康のために創薬している
㉗誤解:行動制限に意味はあった
㉘誤解:病院に行くほど健康になる
㉙誤解:マスクに感染防止効果はある
㉚誤解:マスクに効果がなくても念の為にした方が良い
㉛誤解:でもマスクに害はないでしょ
㉜誤解:でも健康診断は身体のためだよね?
㉝誤解:日本の研究者は誠実で優秀
㉞誤解:薬害は推定無罪であるべき
㉟誤解:人工ウイルス説なんて陰謀論
㊱誤解:人工ウイルスの目的はビルゲイツの人口削減
㊲誤解:反ワクって非科学の一枚岩で気色悪いよね
㊳誤解:接種したが副作用がなかったから大丈夫だ
㊴誤解:シェディングは陰謀論
㊵誤解:DNA混入問題はデマ
㊶誤解:mRNAワクチンにDNAが入る筈がない
㊷誤解:レプリコンは明治製菓の新しいお菓子?
㊸誤解:私の主治医は魅力的だから医者は信用できる
㊹誤解:医学者というプロが間違う筈がない
㊺パンデミックが終わるとき
㊻最終回:日本でコロナ騒動が長引いた理由
新コロナ真理教の人々
➀超過死亡
②過少死亡と病院経営
③コロナワクチンは終わるのか
④医学は本当に宗教なのかⅠ
⑤医学は本当に宗教なのかⅡ
⑥医学は本当に宗教なのかⅢ
⑦厚労省の心筋炎詐欺グラフ
[号外]紅麹問題
⑧XBB詐欺と抗原原罪
[号外②]パンデミック条約反対デモ
⑨コロナ論の論客たち
[号外③]コロナワクチン被害国家賠償請求訴訟
⑩コロナ騒動と人間関係
⑪mRNAワクチン中止を求める国民連合Ⅰ
⑫mRNAワクチン中止を求める国民連合Ⅱ
⑬ワクチンとサヨク思想Ⅰ(日米の政局について)
⑭ワクチンとサヨク思想Ⅱ(自然主義について)
⑮ワクチンとサヨク思想Ⅲ(陰謀論者について)
⑯プラセボとRCT
⑰真の危険性は誰も知らなかった
⑱コロナ言論の全体主義
⑲コロナ騒動とカルト
⑳マスク問題再考
[号外④]コロナ騒動と東京都知事選
㉑コロナ騒動とハンセン病
㉒落とし所の模索
㉓そもそも死因は明らかになるのか
[号外⑤]愛子様祭りから考えたこと
㉔コロナ騒動と原爆の日
㉕射つほど感染する
[号外⑥]南海トラフとコロナ騒動
㉖mRNAワクチンなるものはワクチンなのか
㉗謝れない人たち
㉘関係者は罰せられるのか
㉙コロナ騒動と男性優位社会
㉚『世にも危険な医療の世界史』を読む
㉛レプリコンワクチン
㉜人体に不可逆はある
㉝自分の目で見て自分の心で感じる人は少ない
㉞コロナ詐欺に気づいた日
㉟原典に当たる
㊱伝播はするのか
㊲超過死亡Ⅱ
㊳超過死亡の死因
㊴コロナ騒動とカルトⅡ
何をやってもやらなくても、
生きる人は生きるし、死ぬ人は死ぬ。
たたこれだけのことを認められない人が
圧倒的多数であったことがコロナ禍・ワクチン禍を
起こし、深刻化させたわけですが、
こういうことは昔からあるし、
今後もあり続けるだろうことは残念ながら確実です。
せめて個人的には「死生観」を身につけて
生き、死んでいきたいと思うばかりです。